2022年という年は

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。皆さまのご健勝とさらなるご活躍を、心よりお祈りしています。

 

 年末年始は完全に「堕落」(?)した日々でした。あれこれ飲み食いをし、懐かしい友人たちと遠隔でですが話し、だらだらと映画を眺める日々でありました。映画は結構観ましたよ。恥ずかしながら未見だった『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』を続けて観ることができたのはよかった。初めて観た『隠し砦の三悪人』が色々な意味で印象に残りましたが、あと、恐らくは40年くらいぶりに観た『二十四の瞳』が良かったです。後者は、最近欲望全開&わがままになりつつある娘の教育にと思って家族で観たのですが、多少の効果はあったようです。いずれにせよ、昨年はほとんど映画を観ることができなかったので、それを埋めるような時間になったという意味では幸先の良い時間でした(その他観たのは、『ジョジョ・ラビット』、『記憶にございません』、『レッドクリフ』(Part I, IIとも)-無秩序すぎる・・・)。

 それにしても、呑みすぎたのは間違いありません。年末年始に呑んだお酒のビンカンを、つい先ほどまとめて集積所に出してきたのですが、いくら三週間分とはいえちと酷い。幸い、昨年には禁酒の喜びもわかったので、今年もどこかで長期間の禁酒を実施しようとは思っています。

 

 ここに抱負を書き連ねるのは悪くない作業ですので例年に倣って今年も続けておけば、以前も書いた水にまつわる三つの抱負[1)水のように本を読む 2)水に親しむ 3)水をよく飲む]は、続けたいと思っています。昨年は、3)(つまり禁酒)ができ、これに連動して 1) もできたのですが、いかんせん 2) が全くできませんでした。仕方のない部分もありますが、今年は水泳(ないし別の運動)を定期的に取り入れたいところです)。

 その他仕事関係は色々とありますが、割愛。

 「~周年記念」話でいうと、2022年はセザール・フランク生誕200年なのですよね。知り合いのオルガニストSNS上で書いていて知りました。フランクは大好きな作曲家ですので、今年は、可能なら体系的に聴いてみたいところです。

 「~周年記念」という意味では、今年は、パストゥールやメンデル、フランシス・ゴルトンなどが生誕200年とのことです。生物科学に何かしらは大きな足跡を残したこれらの人物がいずれも1822年生まれ、というのは、極めて象徴的なことではないでしょうか。メンデルは少々扱いが難しいですが、いずれにせよ、彼らが活躍した時期 -私たちにとってわかりやすく言えば、明治維新から世紀の変わり目ごろ- というのは、生物科学(生理学や病理学も含む)に大きな変動があった時期であり、私たちは相変わらずその余波の中にいるとも言えるかと思います。ウィルスと付き合いを続けていかない2022年となるかもしれませんが、そうした歴史的視座は、私たちの緊張を少し解きほぐしてくれるようにも思うのですが、いかがでしょうか?

 

 皆さま、改めて、今年もよろしくお願いします。

 

M&M's