子どもが受験で、一緒に色々と入試問題を見ている。英語や社会、あるいは国語はまあ解けるが、数学も難問となると怪しいし、理科などは娘の方が圧倒的にできる。化学式をすらすらと書く娘を見ていると、「参った」という気持ちになる。
こんなふうに自分の知識の欠如を自覚できるという意味でも、受験問題を見るのはよいことなのだが、とりわけ国語の長文問題を読むと、かなりの刺激になる。知らない著作家も多いし、「ほ~」と思うことも多い。優れた文章を選ぶ高校の見識も好ましい。出題なさる先生方の気持ちを想像すると、襟を正したくなる。
私くらいの世代になると、仕事のために読むべき本も多く、新たなタイプの本を読むきっかけがなかなかない。時折『本の雑誌』やらを買ってきて新たなタイプの本を探すこともあるが、それとて年に数度のことだ。
ところで、子どもの受験勉強に付き合っていると「新しいタイプの文章」を自然と読むこととなる。また、解答を見ると、文章表現について参考になることも多い。また、文章の内容それ自体も、時に子どもとの会話の話題になる。
世の親の皆さま、受験勉強の応援、まずは子どもが勉強に打ち込む環境を作ることが第一とは思いますが、可能ならぜひ国語の長文問題も一緒に取り組んでみてください。通勤の合間に子どもがどんな問題を解いているのか、ちょっと目をやるだけでもいい。自分が何と戦っているのかを知ろうとする親の気持ちを、子どもはやはりありがたく思うものではないかと思います。そして、それだけでなく、入試に選ばれるような優れた文章に触れることで、何かしら心がリフレッシュするように思うのです。
M&M's
(2月8日記)