ひとりということ

17日のaberinaさんの質問に答えてみようと思います。(刺激的で面白い質問でした、ありがとう!)


この身体がひとりで生まれやがて死ぬのは、花が咲いたり雨が降ったりするのとおなじ自然現象です。
この孤独感はそういうところから起こるわけではないと思います。


私が孤独を感じて苦しくなるときは、自分成分が高まりすぎているように感じます。そして、自分の存在価値を証明したくなったり、目の前の人より自分が優れていると示したくなったりします。自分の関心が自分に集中して、自分しか見えなくなっています。それが孤独なのは、自分しか見えていないからじゃないかと思います。だから私にとって孤独とは、自分中毒の別名です。


それがあまりに苦しいときは、目の前にみえる花をみたり、何かを触ったりして、その感触のほうへ意識を向けることです。
自分から意識をそらすと、自分ってほんとにないんです。


こけぐま