聴く

ラグビーを見ている。いや、正しくはラジオで聴いている。

気になるのは祖国アイルランドの試合だけなので、ネットでスポーツチャンネルに契約するほどでもないし(野球観戦も大好きなのだがパリーグを応援しているのでパリーグ専門チャンネルだけ契約している)そもそもテレビがうちにはない。べつにいらないし。

というわけで、祖国のテレビメディアが配信しているネットラジオを聴いている、もちろんリアルタイムである。聴いて英語を学ぶみたいな教材はわりと前から出回っているが、日常会話を覚えましょうというのでもないし、実況は興奮しているし、なにより訛っているし、なのだが、それでも聴いているうちにラグビー中継特有のスラングなどは頭に残るし、慣れてくると実況者の気分を理解できるような気もする。

現地で観戦したこともあるのだが、スポーツ専門メディアだったので、それはまた言い回しが違った。W杯ではなくヨーロッパの大会だったという差も大きいだろうが。

座学での英語がまるでだめだったので、英語ができない大人になり、それでも行きたい国に行ってひとりであれこれやっていたら自然と身についたタイプなので、「聴く」ことはすごいと思う。