仕事のペースとクォリティ

 仕事が立て込んでいます。今日も思いもかけないところから仕事の依頼があって、現状、相当立て込んでいるのですが、引き受けてしまいました。

 ややオーバーワーク気味なのは間違いありません。

 思い返すと、仕事のペースを加速させる仕組みにこの世界は満ち満ちているわけです。言うも恥ずかしいことですが、このペースを加速させているのは、もしかしたら私の業界では、という限定を付した方がよいのかもしれませんが、やはり、ワープロとメールでしょう(しかも最近は音声入力もできるー翻訳作業の時など、頼っています)。ワープロによってアウトプットできる量は大量となり、結果、自分の「成果」として見せねばならぬものを量産できるようになってしまった。また、メールによって、土日も働かないといけないような「雰囲気」が醸成されていることは間違いない。こうしたものがほとんど存在しなかった1980年代の雰囲気を知るものとしては、「もう少しのんびりするのも大切だよ」と、結構、心から思うのです。

 当たり前のことですが、「アウトプットへの欲望」に突き動かされている仕事は、徐々にクォリティが落ちていく傾向があるのですよね。クォリティを維持しようとし続ければ、メンタルのほうに大いに負荷がかかります。このあたり、どうにかバランスをとり方が難しい。このあたり、多分、生涯の課題となるのでしょう。

 愚痴っぽくてすいません。仕事に戻ります。

 

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