日記

(6月14日に書いております)

 

 少し慌ただしいので、最近の生活を箇条書きにて。

 

1)久しぶりの関西出張

 四年ぶりに関西に出かけ、業務の間、梅田や京都を少しだけ歩き回ってきました。関西に住んだことはないのですが、親戚がいる(いた)こと、以前少なくとも年に一度は必ず出かけていたこともあり、懐かしい感じがします。

 しかし、嬉しいことばかりではない。「コロナ明け」という言葉の意味を勘違いしているのか、屋内でハンカチや袖口をあてることなく(つまり無防備で)咳やくしゃみをする人を多く見かけました。なんだかな~ 咳やくしゃみに際してしかるべき振舞をすることは、遅くとも高校までには身に付けることであり、そもそもコロナとは関係なくなすべきことと思うのだけれど(たとえ家族間であれ)。衛生、エチケットに関わることは他人には言いにくく、もどかしい思いをします。

 

2)子どもの内申点

 関西では懐かしい友人たちと会食を共にする機会もあったのだが、住まいに戻ると直後に娘の中間試験がある。もしも私がコロナなりインフルエンザなどを拾ってきて娘にうつしてしまい、彼女が中間試験を受けることができなかったら、内申点にはどれくらいの影響があるのだろう? 私は中高一貫校だったので、こうした内申のシステムがよくわからない。いずれにせよ、万が一の時のことを考えて、家に戻った後は自己隔離しています(要は朝から晩まで職場にいるようにしているのですー娘が嬉しそうなのが悔しい・・・)。

 

3)走っていない・・・

 4月末から5月の頭は良い感じで毎朝走っていたのだけれど、GW中に一度サイクリングに出かけて80kmくらい走って来たら、翌日以降筋肉痛で走ることができない。そのままずるずると走らなくなってしまっています。もとに戻さねば・・・

 

4)映画

 ゆるゆると、週に一度くらいは映画館に行くリズムになっています。

 先日触れた『ある男』とセットで観たのは『PLAN75』。こちらは、内容についてはあまり感心しなかった。倍賞千恵子は素晴らしいと思いますが。途中で若い登場人物が倍賞千恵子演じる人物に向かって、「声がいい方だな、と思っていました」と話すシーンがあるのだが、「日本中の人がが50年前から知っています」と心の中で突っ込んでしまった。いやらしい。

 『TAR/ター』は、ケイト・ブランシェットの振り切れた演技を楽しむ映画かしら。色々な仕掛けがあるようで、二度、三度と観ると一段と楽しめるようだが、さすがにその時間はない。将来廉価版のDVDが出た時に、そうした楽しみ方をいたしましょう。

 『幻滅』は、以前(2021年1月22日)に触れたバルザックの小説の映画化。19世紀王政復古期のフランスというのはこんな感じだったのかしら、と想像することを助けてくれる。と同時に、現代とも共通する人間の「業」のごときものが、よく描かれていると思う。お時間があればぜひ。

 

5)丸谷才一の小説

 令和の世、21世紀も20年以上すぎているのに丸谷才一の小説を読むことに意義があるかはわからないが、『笹まくら』、『裏声で歌へ君が代』と読み進めている。前者は、第二次世界大戦中の徴兵忌避者が、後者は台湾問題が軸となっている。とりあえず、彼の長編小説は一通り読もうかと思っている次第。あと、かなり教養主義的な感じはしますが、彼と山崎正和の対談は、勉強にはなりますね。

 

 完全に私的な備忘録となっていまっていますが、お許しを。

 

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